くろまめマスターのブログ

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新型コロナワクチン集団接種の仕事をしてきた② 2021年6月19日

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会場前の体育館の様子

こんにちは、くろまめマスターと申します。


新型コロナワクチン集団接種の仕事を、医師枠で参加する機会をいただきましたので、現場での様子をご報告します。

今回2回目の参加となります。

今後、新型コロナワクチン接種を検討されている方の参考になれば幸いです。

新型コロナウイルスワクチン集団接種の概要

会場:某市内体育館

日時:2021年6月19日 午前:9:30~13:00  午後:14:00~17:30

ワクチン接種人数:1091人(対象者:65歳以上の高齢者、医療従事者、高齢者施設スタッフ)

メディカルスタッフ:医師6名、看護師26名

使用ワクチン:ファイザー社製

救護室利用:3人(そのうち治療を要した人数:0人)

 

今回は2回目ということもあり、前回と比べて余裕をもって参加できました。

会場全体を見渡すこともできましたので、改めてワクチン接種の流れを説明させていただきます。

ワクチン集団接種-全体の流れ-

ワクチン接種希望者は、それぞれ20分刻みで約70人毎に集合時間を指示されています。

時間になりましたら、会場に入りまして、以下の順に従ってワクチン接種となります。

  1. 検温ブースで手指消毒と検温を済ませます。
  2. 受付で問診票など書類を提出します。
  3. 待機スペース①へ移動します。
  4. 待機スペース②へ移動します。
  5. 待機スペース③へ移動します。(空いていれば、受付後にいきなり待機スペース③までワープすることも)
  6. 問診ブースで医師の問診を受けます。
  7. 接種ブースでワクチン接種を受けます。
  8. 観察ブースで15分または30分の間、体調に変化がないか観察します。
  9. 帰宅

すべての導線が直線化されてますので、移動回数は多いですが距離は短い工夫がされています。各ブース間にはロープで規制線が張られていますので、順路を間違える心配はありません。

何よりも市職員が約100人おり各所で案内していますので、来場者への対応は十分だと思います。

ワクチン集団接種会場における注意点

そして今回参加して気付いたこととして、問診票の記入漏れをされている方がある程度の人数いらっしゃるということです。

項目によっては必要な対応が受けられないことがありますので、気を付けるポイントを説明させていただきます。

「血をサラサラにする薬」について

注意すべき項目は、「現在、何らかの病気にかかって、治療を受けていますか」と、治療内容で「血をサラサラにする薬」についてです。

 

これらの項目では、病気や薬の影響で血が止まりにくい状態であるかどうかを確認しています。

ここが不十分だと、注射後に止血のため穿刺部を圧迫する時間が不足し、血腫が形成されることで痛みが強まる可能性があります。

 

血が止まりにくい病気と説明を受けている方は、必ず「血液疾患」または「血が止まりにくい病気」という項目にチェックをお願いします。

わからなければ病名をとりあえず書いていただければOKです。

 

また、血液をサラサラにする薬は以下の通りで案内されています。

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血をサラサラにする薬を飲まれている方へ

 

該当する薬品がありましたら、記入をお願いします。

こちらもわからなければ、とりあえずお薬手帳や処方箋をみせていただければ対応します。

「薬や食品などで、重いアレルギー症状を起こしたことがありますか」について 

「薬や食品などで、重いアレルギー症状を起こしたことがありますか」の項目では、とりあえず重い症状でなくても(花粉症などでも)アレルギーの原因を記入しておいてください。

希望される方はワクチン接種後に15分間の経過観察を、30分に延長することができます。

「これまでに予防接種を受けて具合が悪くなったことがありますか」について

また、「これまでに予防接種を受けて具合が悪くなったことがありますか」につきましては、予防接種に限らず採血検査や点滴を受ける際に、針を刺した後に倒れたり気分が悪くなった方も記入してください。

該当する方は、ベッド、またはリクライニングチェアでワクチン接種が受けられます。(注射の痛みや緊張で倒れたりしないための対応です。)

救護室を利用された方の状況

今回も、ワクチン接種後に治療を必要とするアレルギー反応を起こした方はいらっしゃいませんでした。

救護室を利用された3人の方は、過去に注射で気分が悪くなった経験があるため、リクライニングチェアで接種を受けた方で、接種後は問題なく帰宅されております。

 

最後に、救護室の装備を写真でお伝えします。

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プライバシー保護のため"ついたて"で囲われています。

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アナフィラキシー反応には会場で対応します。

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呼吸停止にも対応します(もちろん使用する機会はありませんでした)

まとめ

今回も非常にスムーズに接種が進み、予定時間よりも午前、午後ともに15分程度前倒しで終了できました。

休日にもかからわず、市職員のみなさんが数多く協力してくれたおかげだと思います。頭が下がります。

今後も体育館での集団接種は続きますが、医師枠は十分足りるようになったためこの日でお役御免となりました。

1日1000人以上の大規模な集団接種に参加することはなくなりますが、今後は勤務先で100人前後の集団接種の参加を予定しておりますので、また必要な情報がありましたらお知らせしたいと思います。

 

以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。