くろまめマスターのブログ

あなた自身が名医です。自分の体の声を聞いてみましょう。

コロナワクチンで起こりうる心筋炎について

こんにちは、くろまめマスターと申します。

本日はコロナワクチンで起こる可能性があると言われている、心筋炎・心膜炎についてです。

 

プロ野球選手が新型コロナウイルスのワクチンを接種した8日後に亡くなったと報道されてました。

ご遺族の意向もあり死因は公表されておりません。

ワクチン接種との因果関係も不明となっております。

ただしトレーニング中に突然意識が亡くなり、AEDを使用したという報道もありますので、なんらかの心臓の障害が起こったことが予想されます。

(AEDとは、ある特定の不整脈が起こった時にだけ心臓へ電気ショックを与える機械です。)

 

今回の件とワクチンとの関連を印象づける意図はありません。

ただし、一般的なワクチン接種後の注意点を改めて見直す機会にさせていただければと思います。

 

心臓は大部分が心筋という筋肉であり、心膜という膜で覆われています。

何らかの原因で心筋に炎症が起きれば心筋炎、心膜に炎症が起きれば心膜炎と言われます。

心筋は電気信号を受けて一定のリズムで収縮しますが、炎症が起きることで電気信号が乱れ、不整脈の原因となります。また心筋の障害により、心臓がうまく動かなくなることがあります。

 

厚生労働省の新型コロナワクチンQ&Aでも紹介されている、ワクチン接種後の心膜炎・心筋炎についての要点は以下の通りです。

  • ワクチン接種後、まれに軽症の心筋炎、心膜炎が起こり得ます。
  • 高齢者よりも若い人、女性よりも男性に起こりやすいです。
  • ワクチン接種から4日後くらいに、胸の痛みや息切れが起こった場合、病院を受診することをおすすめします。
  • コロナウイルスに感染した時の方が、心筋炎・心膜炎を合併する可能性がはるかに高いです。そのためワクチン接種で重症化を予防するメリットの方がはるかに高いです。

(以上はすべて厚生労働省の新型コロナワクチンQ&Aより)

 

そして心筋炎について、ガイドラインの要点をご紹介します。(軽症の心筋炎に限ります)

「急性心筋炎と診断された場合、軽症であれば入院したうえで安静に過ごし、心電図などで注意深く経過を観察するだけで対応できる。ただし心臓や肺機能の危機管理に迅速に対応することが可能な状況を構築しておく。」

とあります。

要するに、「軽症でも、突然の心臓機能の低下に備えて入院する必要がある。」となります。

 

いかがでしょうか。

もしかするとワクチン接種後の心筋炎について、見聞きしたことはある方がいらっしゃるかもしれませんが、心筋炎では入院での安静が推奨されていることはご存じでしたでしょうか。

 

改めて厚生労働省のQ&Aを見ると、「軽症の心筋炎・心膜炎は治癒する病気であり、仮にワクチン接種後にかかったとしても、循環器の通常の診療体制で対応できる。」

(原文そのまま)と書いてあります。

この説明では、入院を必要とするほどの病気とは想像しにくいと思います。

 

改めてですが、いたずらにワクチン接種への恐怖心をあおる意図はありません。

心筋炎・心膜炎については、ワクチン接種で起こるよりも、実際に新型コロナウイルスに感染した時の方が起こる可能性が高いです。

そしてワクチン接種による心膜炎・心筋炎は稀です。アメリカの報告では、0.0005%と言われており、確率は非常に低いです。

 

これから若い人たちへのワクチン接種がすすんでいきます。

確率は非常に低いですが、主に若い男性でワクチン接種後に心筋炎が起こる可能性があります。

必要なことは、ワクチン接種後に胸の痛みや息切れがもし起こった場合は、放置せずに病院を受診することを覚えておいてください。

 

以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。