くろまめマスターのブログ

あなた自身が名医です。自分の体の声を聞いてみましょう。

なぜコロナ感染で療養中に亡くなることがあるのか

こんにちは、くろまめマスターと申します。

 

新型コロナウイルス感染によって、自宅や宿泊先で亡くなる方がいらっしゃいます。

テレビではその事実だけが報道されていますが、理由についてはあまり説明されていないと思います。

そこで今回は、その理由と考えられる、新型コロナウイルス感染の特徴を説明させていただきます。

 

新型コロナウイルスは、インフルエンザや他の細菌と同様に、肺炎を引き起こします。

普通は肺炎が起こると息が苦しくなるのですが、新型コロナウイルスに関しては息が苦しくなるのは肺炎がかなり進行してからであることが分かってきました

肺炎のせいで体に酸素が不足しているのに、それほど苦しさを感じないのです。

理由は様々な要因が考えられており、まだ解明されていない部分もあります。

 

「息が苦しい」状態とは、息が荒く、心拍数が上昇し、顔が苦しそうな様子で判断します。

自宅療養など検査に制限がある環境では、息が苦しそうな様子が判断材料となります。

しかし新型コロナウイルスに関しては、肺炎がかなり進行しないと息が苦しい状態にはならないため、軽症から中等症、重症へ移るタイミングを判断することが難しいのです。

「救急車で運ばれたら、重症のすぐ手前だった」とか、「すでに重症化していて、専門病院に搬送された」という声があるのは、そのせいです。

肺炎が悪化するほど、全身のあらゆる臓器に悪影響がでてきますので、重症化に気づくのが遅くなったために命を落としてしまう方がいるのです。

 

ニューヨーク在住の医師の体験談では、シャワー中に突然息が苦しくなって、病院に行ったら人工呼吸が必要と告げられたということでした。

その医師は家族や知人に「今から人工呼吸器につなげられます」とSNSで発信していたとのことであり、それほど肺炎が進行しても、当の本人は割と元気という事例です。

 

それでは自宅療養では何もわからないか、というとそうではありません。

最近注目されているものが、「パルスオキシメーター」です。

これは洗濯ばさみのような形をしたもので、指に挟むだけで体の中で酸素が足りているか確認できるものです。

息苦しさを感じていなくても、パルスオキシメーターで測定すれば、酸素が不足していて入院が必要であるか判断できます

これを利用し、自宅や宿泊施設で療養している軽症の方の酸素の量を定期的にチェックすることで、入院の必要性を評価することができます。

 

ちなみに、一家に一台パルスオキシメーターを買おう、と言いたいわけではありません。

もともと医療機関で使用することがほとんどであり、一般家庭用ではありませんので、生産量には限りがあります。

薬局で購入することも可能ですが、すでに品薄状態とのことです。

 

大事なことは、新型コロナウイルスとの効率的な戦い方が理解されつつあるということです。

保健所を含め公的機関ではパルスオキシメーターを確保しているため、病院以外で療養中の方に対して肺炎の評価に使用できています。

新型コロナウイルス感染者を全員入院させることは物理的に不可能ですので、病院外でもしっかり状態を評価することで、本当に必要な人だけ、一部の中等症や重症になる人だけを入院させることが重要です。

 

とはいえ、今後の感染拡大は避けようがないので、入院が必要な人も入院できなくなる事態が予想されます。

すでに都心部ではそのような状況が現実に起こっていますし、確実に今後全国に広がっていきます。

 

最後に身も蓋もない話になってしまいますが、自分の体は自分で守る努力も必要です。

今の時点でコロナウイルス自体をやっつける治療薬はありませんので、自分の免疫力が最後の砦となります。

今からでも遅くないので、免疫力を高めておきましょう。

免疫力を高めるためにまず始めることについては、こちらの記事も参考にしてみてください。

kuromamemaster.com

 

毎日の生活から意識を高めることにより健康を維持することが、ワクチンと同様に大切になります。

 

以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。