くろまめマスターのブログ

あなた自身が名医です。自分の体の声を聞いてみましょう。

50歳代男性について、その奥様からの健康相談①

こんにちは、くろまめマスターと申します。

最近とある医師相談サイトに登録しまして、自分の専門分野に関する質問に対してお返事させていただいております。

 

今回は実際いただいた質問と、その返事をご紹介させていただきます。

(個人情報の観点から一部編集させていただいております)

 

いただいた質問の要点は以下の通りです。

  • 50歳代の男性
  • 血液検査でγ(ガンマ)GTPが186と高かった
  • ここ10年はγ(ガンマ)GTPが120-180で推移している
  • 特に一昨年前の血液検査ではγGTPが224と高く、GOTは30で正常値であったが、GPTも42と高かった。1か月間断酒してγGTPが122、GOTが23、GPTが24に下がった
  • 10年前から血圧の薬を週に3回、高コレステロール血症の薬を週に3回飲んでいる
  • γGTPが正常化しないのは、内服薬と関係があるでしょうか

 

以上は奥様からの質問であり、ご主人の血液検査結果を大変気にしているご様子でありました。

 

ご質問に対しては以下のようにお答えしております。

 

アルコールだけが原因であれば、1ヶ月の断酒でほぼγGTPも正常化すると思います。

そのためアルコール以外の原因を考える必要があります。

 

薬が原因であれば、内服を続ける限り徐々に悪化していきます。

定期的な血液検査で確認してもらっているようですので、薬が原因である可能性は低いでしょう。

 

他の原因として第一に考えられることは脂肪肝の合併です。

ご主人は肥満体型ではないでしょうか。

アルコールの多飲でも脂肪肝になりますが、さらに肥満があれば断酒に加えてダイエットも必要です。

 

肥満でなくても脂肪肝と言われていれば、定期的な運動をすることで改善することが期待できます。

 

まずは生活習慣を見直し、アルコールと上手に付き合っていくよう心がけてみてください。

そうすることで高血圧や高脂血症の改善が期待でき、心配している薬も飲まずに済むようになることも可能と考えます。

 

健康を取り戻せるように願っております。

 

 

以上のように返信させていただきました。

 

そうすると、後日以下の内容でお返事をいただきました。

 

御主人のBMIは約20で肥満ではないものの、確かに最近運動不足ではあったそうです。毎日意識してウォーキングをしていた昨年9月の検査ではγGTPは正常値であったとのことでした。

そして御本人はこれから意識して運動を取り入れるとお話されているとのことでした。

 

いかがでしたでしょうか。

ウォーキングを行っている間は、実はγGTPは正常値であったとのことでした。

この相談者様のご主人には、運動が最適な治療法でありそうです。

ただし奥様は内服している薬についても心配されているご様子です。

 

次回はこの相談者様の薬との付き合い方についてお話させていただこうと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。