「誰もが自分の意思で、幸せになることを選択できる」
こんにちは、くろまめマスターと申します。
地方の病院で勤務医として働いております。
専門分野は肝がんを含めた肝臓の病気です。
肝がんについてはカテーテル治療や抗がん剤治療、緩和ケアを担当しています。
冒頭の言葉は、映画にもなったアメリカ人医師パッチ・アダムスの言葉です。
「がん」という言葉から、みなさんはどのようなことが連想されるでしょうか。
「死」「苦痛」「悲しい」などというネガティブなイメージが大半ではないでしょうか。
もちろん、誰だってがんにはなりたくありません。
ただ、がん患者さんであっても、幸せに過ごしている方はたくさんいらっしゃるのです。
それらの患者さんは自分の中に持っている「希望」を見失わず、自分らしく生きておられます。
病気になっていつか死を迎えるという現実の中でも、人間は「希望」を見つけることができるものなのです。
それでは、どうやって「希望」を見つけたらいいのか。
私はおよそ10年程度ではありますが、がん患者さんの診療を経験してきました。
その中で「希望」をみつけるための手がかりの一つとして、「自己治癒力」にもっと目を向ける必要があると感じています。
「自己治癒力」とは、私たちが本来持っている自分自身を癒す力です。
この自己治癒力を高めるために、私たちが内面からできる取り組みがあります。
それは、自分自身により多くの喜びや幸福感をもたらすことです。
私はこの取り組みこそが、病気であっても自分の意思で幸せになることを選択するための手段になり得ると考えています。
このブログでは「自己治癒力」を主なテーマにしています。
皆様、特に肝がんをお持ちの患者さんや、その患者さんをサポートされている方々が、自分自身の意思で、幸せになることを選択する手助けになれば幸いです。